メーカー直伝!自転車のフレームデザインの考え方と人気のパターン6選

自転車販売店が営業を続けていくには、自社のお客様の年齢や性別、用途、好みに合うだけでなく、その時々の流行にも配慮したデザインの自転車を仕入れ、販売する必要があります。
そこで今回は、メーカーとして自転車のデザインや製作を手掛ける他、卸売り・小売りも行うサカイサイクルが、自社で採用されることの多いフレームデザインのパターンについて紹介。併せて、自転車フレームをデザインする際の基本的な考え方についても解説していますので、今後の仕入れやオリジナル自転車を開発する時のヒントとして、ぜひお役立てください。
目次
自転車フレームのデザイン時に必要となる2つの視点
一般的にデザインと言うと、その製品の美しさやかっこよさ等、見た目の印象を決めるものというイメージが強いですが、一部の工業製品においては他の意味合いも含まれてきます。
自転車のフレームは、自転車全体の外観や印象だけでなく、乗り物としての機能や安全性にも大きく影響するパーツ。そのため、自転車のフレームをデザインする際には、見た目だけでなく機能性や安全性を十分に確保できるかという視点も、重要になってくるのです。
具体的には、見た目に重きを置いて行う「グラフィックデザイン」と機能性を重視した「プロダクトデザイン」の両方を、それぞれしっかりと進めていく必要があります。なお、グラフィックデザインとプロダクトデザイン、それぞれの概要や別名は以下にまとめた通りです。
自転車フレームの「グラフィックデザイン」とは
- 各方面からの自転車の見た目を平面図に書き起こし、デザインの全体像を確認する
- 具体的にはカラーリング、ロゴや文字の有無、配置を考案・調整しブランドイメージやターゲットとするユーザー層の年齢、性別に合わせたデザインにしていく
- グラフィックデザインの他に「デカールデザイン」と呼ばれることもある
自転車フレームの「プロダクトデザイン」とは
- 乗り物としての構造や機能、安全性に重きを置き、3DCAD等で立体図を起こしていく
- 具体的にはフレームに使うパイプの材質、肉厚、太さ、形状、組み合わせ、またこれらによる強度や剛性、衝撃吸収性、重量の変化等も考慮しながらデザインする
- プロダクトデザインの他に「フレームデザイン」と呼ばれることもある
関連記事:「自転車フレームにはどのような種類がある?素材・形状・構造による特徴や乗り心地の違いを紹介」
【グラフィック視点】人気の自転車フレームのデザイン3選
ここからは、サカイサイクルでの実績をもとに、グラフィックデザインとプロダクトデザインで採用されることの多い人気のパターンについて、それぞれ3つずつ紹介していきます。
まず、自転車フレームの見た目に重きを置いて考案されるグラフィックデザインのうち、当社で採用されることの多い代表的なパターンとしては、以下3つが挙げられるでしょう。
性別・車種を問わず人気の「シンプル系」デザイン

フレーム全体を単色、または2〜3色程度の落ち着いた色味で塗装し、ロゴや文字だけを配置した自転車フレームです。このようなシンプルなデザインは、シティサイクルはもちろん、クロスバイクやロードバイク等のスポーツタイプに至るまで、幅広い車種の自転車フレームとして採用されています。
またカラー展開も豊富なので、性別を問わず大人の方から人気の高いデザインだと言えます。
男の子から人気の高い「ギミック系」デザイン

ロゴや文字のサイズを大きくしたり、派手な色を使ったデザインにより、機械的なかっこよさやクールさ、俊敏さを表現した自転車フレームです。このようなギミック系のデザインは、特に小学生以下の男の子から人気が高いため、ジュニア向けクロスバイクのフレームデザインに採用されるケースが多くなっています。
女の子に人気の「ガーリー系デザイン」

やわらかい印象のあるラベンダー色やピンク色、ライトグリーン等のパステルカラーをベースに、レースやリボン、宝石等をモチーフにした柄やパーツを配置した自転車フレームです。
お姫様のような華やかさ・かわいらしさを感じさせるデザインで、小学生以下の女の子に好まれる傾向があるため、ジュニア向けシティサイクル用の自転車フレームに使用されています。
【プロダクト視点】人気の自転車フレームのデザイン3選
続いて、自転車としての機能性・安全性を重視して考案されるプロダクトデザインのうち、特に当社のシティサイクルに採用されることの多いパターンを3つ紹介していきます。
丈夫で誰でも使いやすい「ダブルループ」

ハンドルからサドルの間をトップチューブ・ダウンチューブの2本のメインフレームでつなぎ、衝撃吸収性や強度を高めた自転車フレームです。後述する低床U型フレーム等、メインフレームが1本しかない自転車フレームに比べて、丈夫で長持ちしやすいデザインになっています。
またトップチューブに緩やかなカーブを付け、シートチューブの低い位置で接合しているため、年齢・性別・身長を問わず乗り降りしやすい形状になっているのも特徴です。
前からでも跨ぎやすい「V型フレーム」

ダウンチューブを使わず、トップチューブだけをシートチューブ下部に向けて通し、V字になるよう接合した自転車フレームです。メインフレームを1本にしたことによる剛性や強度の低下は、トップチューブのパイプを楕円形にすることで補い、スポーティーな印象にしています。
また、ダブルループよりもトップチューブの高さが低いため、スカートを履いた方や小柄な方が前から跨ぎやすい構造になっているところも、大きな特徴と言えるでしょう。
シニアも乗降しやすい「低床U型フレーム」
自転車のクランク軸周辺にペダルと一緒に取り付けるボトムブラケットの位置が、一般的な自転車より低くなっている自転車フレームのことを、低床フレームと言います。そして低床U型フレームとは、低床フレームのトップチューブを湾曲させ、U字を描くようにシートチューブの下部に接合した自転車フレームのことです。
シティサイクルの中でも特にトップチューブの位置が低く、非常に乗り降りしやすい構造であることから、主にシニア向けシティサイクルのフレームデザインとして採用されています。
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サカイサイクルなら自転車デザインに社内で一貫対応が可能
自転車フレームのメーカーを前身とするサカイサイクルでは、自転車デザインの経験が豊富なデザイナーが、グラフィックデザイン・プロダクトデザインに一貫して対応しております。
「なかなか作りたい自転車を具現化できない」「自転車の機能や仕組みはわかるけど、見た目のデザインができない」という方もぜひ一度、サカイサイクルにご相談ください。モノづくりの精鋭たちが、お客様のニーズに合った見た目・機能性を併せ持つデザインをご提案させていただきます。
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自転車の開発・販売に関するご相談はサカイサイクルへ

私たちサカイサイクル株式会社は、その地域の人・事業者様に求められる自転車やサービスの提供を通して「活気あふれる街と人々の笑顔をつくること」を事業目的としています。
- 自転車の仕入れや、企業からの大量購入に応じてくれる卸売り業者を探している
- オリジナル自転車やPB自転車を小ロット、ローコストで企画・開発・製作したい
- OEM / ODMにて、お客様に喜んでいただけて「売れる自転車」を作ってみたい
- イベントやノベルティ用に、自社のロゴ入りやイメージカラーの自転車を作りたい
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など、自転車の企画・設計・デザイン・製作・品質管理に関することや、販売・関連サービスについてお悩みのことがありましたら、どんなことでも、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
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